理事長所信


CONVICTION

スローガン

挑戦

はじめに

 青年会議所全盛期は、全国に6万人以上の会員が、自己成長や地域の問題解決に向けて切磋琢磨していたが、少子高齢化や人口減少、生活環境の変化や仕事の多様化など、様々な要因があり現在では3万人を下回るまでになっている。猪苗代青年会議所も、それに違わず昨今は20人未満の会員で活動している。しかし、全国的に団体だけではなく企業も人不足に悩んでいるが、生産性の向上やシステムの導入などを進め少数で効果を発揮できるようになってきている。そのことからも、共に活動する仲間即ち会員の増加を目指すことは勿論のこと、会員が全盛期に比べて減ってしまったことへの対策、即ち会員の拡大(補充)よりも、現状に対し青年会議所の組織の在り方や運営の仕方が合っているのかを検証し、組織を変革していくことも重要ではないだろか。2020年は、組織に磨きをかけると共に若い世代による新たな挑戦をしていく年にしたい。

フォアキャスティングからバックキャスティング思考の人材育成

 我々が暮らす地球には、すでに数えきれないほどの課題が山積しており、一つひとつバラバラに問題解決をしようとしても難しいことは明白である。だからこそ、SDGsの17の目標(ゴール)がどれも大切なことであるが、それをどうやって問題解決の糸口にすればよいのか考えなければならない。問題解決の思考法には、まず現状把握後に問題点を洗い出し、その問題点を解消することを目的にする、すなわち「フォアキャスティング」と、今の自分の状況を加味せず、まず叶えたい未来像を掲げ、その明確な目標に向けて具体的な行動に移していく「バックキャスティング」がある。前者では、あくまで現状に即したもの(実現可能性のあるもの)であり、劇的な変化を遂げることはできない。2020年は、夢を掲げ叶えたい未来へ向かって行動する人材を育成し、我々の家族や地域の人々が笑顔で暮らす明るく豊かな地域への一歩を踏み出す年とする。

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賑わいのある地域を目指して

 賑わいのある地域とは、商店街は老若男女が集い活気に満ち溢れ、また、多くの子どもたちが勉学に励む施設があり、そして地域経済を担う元気な企業が多数存在する地域ではないだろうか。これは、理想の地域像というわけではなく少し前の地方の姿である。昨今に至るまで、少子高齢化から人口減少し、地域づくりの担い手が不足するなど社会課題解決のために、定住人口の増加や交流人口の増加などが唱えられてきた。これからは、上記二つの人口増加策のほか、地域や地域外の人々と多様にかかわりを持ち、希望を叶える仲間や変化を生み出す若者との関係人口増加を目指す。

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各地の仲間と共に

 青年会議所会員には、(公社)日本青年会議所本会の委員会や会議体をはじめ東北地区協議会、福島ブロック協議会など数多くの仲間と出会えるところへと出向することができる。2020年は、できるだけ多くの会員に出向の機会を設け、個々の成長につなげ今後地域への関係人口増加を目指す。

ノルディックウォーキングについて

 高齢化は日本全国の地域が抱える問題でもあり、我々の地域でも対応が求められている課題の一つである。地域の人々が健康に長生きすることは人口が減少している日本においてとても大切なことである。また、2011年から継続事業として実施しているノルディックウォーキング大会IN猪苗代も本年で10回目を迎える。300名を超える年があるなど参加者は増加している反面、運営スタッフが少ないのが現状である。それを打破するためにも、第10回を迎える本大会の在り方を検討し、より良いものとする必要がある。まずは、2018年より社会福祉協議会との連携したウォーキングイベントを強化すると共に、参加者の励みとなり更なる健康意欲を増進させる取り組みをし、地域の健康寿命増加へ寄与していく。

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ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代

 2016年に、地域教育に貢献することを目的に猪苗代町内の廃校を活用しプロローグを、2018年には猪苗代青年会議所40周年記念事業として、猪苗代町教育委員会やはじまりの美術館のほか、福島県立猪苗代高等学校、猪苗代町立吾妻中学校、猪苗代町立翁島小学校の3校を舞台に第1回フェスティバルを開催した。2019年は2018年に立ち上げた実行委員会を軸に、猪苗代町立猪苗代中学校をメイン会場に開催された。2020年は明るい豊かな地域を目指し、実行委員会と共に企画を練りアートを通した地域益を生み出すより良い機会とする。

終わりに

 私たち青年会議所が掲げる明るい豊かな社会の未来像を実現するためには多くの「仲間」が必要であり、仲間を集めるためには、みんなにとって価値あるビジョンを設定しなければならない。誰かが決めたやらされる解決策ではなく、目的達成に向けて内的動機が高まる仕組みを会員全員で考え取り組んでいきたい。