2018年度 理事長所信

スローガン

未来を変えよう
~我々には無限の可能性がある~

はじめに

先人の諸先輩方がこの地域にJCの火を灯し本年度で40年の月日が経ちます。なぜこの地域に青年会議所が必要だったのか。諸先輩方はどのような想いで設立したのか。我々は、此処で今一度、原点に立ち返り、やらなくてはいけないこと、今の地域課題に対しできることは何かを見つめなおさなければなりません。
我々が活動する磐梯高原エリアは、人口減少が引き起こす様々な問題などが浮彫となっています。そのような時代だからこそ、中長期的な戦略に対し真摯に向き合う必要があるのです。10年後20年後の未来を想像してみてください。何もせず成り行きに任せて迎える未来と、今置かれている地域の問題を解決するために行動を起こした未来、どちらが我々や次世代の子どもたちが希望を持てる未来になるでしょうか。
これからを担う私たち青年世代は、どちらをも選択することができます。我々は誰のために、何のためにこの地域で青年会議所活動をしているのでしょうか。我々の活動や運動はなぜ地域に必要なのかを自覚することでることで無限の可能性を見出すことができると確信しています。今こそ、この地域に青年会議所が必要不可欠とされる未来のために、我々は変化を恐れず何事にも果敢に挑戦し変化し続けるときなのです。

我々のサービスメニューについて

猪苗代青年会議所は「奉仕」「修練」「友情」の三つの信条のもと、明るい豊かな社会の実現を理想とし、様々な社会的課題に積極的に取り組んでまいりました。その実績から地域から一目置かれ、各諸会議での意見を求められる存在として、他団体との連携しながら活動しています。
我々が持っている実績・スキル・ネットワーク・行動力・団結力を利活用し、この地域で必要とされる我々にしかできない活動があると確信しております。

継続事業について

継続事業は、活動や運動を実施することで課題を徐々に解決し、より良いものにするために継続的に行う必要がある一面もあります。課題は活動や運動を行うごとに変化します。
我々は継続する中でその変化した課題に対して、徐々に軌道を修正し最終的な解決にどのように向かうかを見据えながら実施していく必要があります。一過性の活動や運動で我々が目指す最終的な課題を解決ができない場合は、次に何が必要なのかを検証し、持続的な事業を実施する必要があるのです。

有事の際の連携について

磐梯高原エリアは活火山である磐梯山を有しており各町村でも災害に対してのハザードマップを策定しています。過去には磐梯山の火山性地震による火山活動が注目され、また他県では活火山の噴火による災害も発生しています。
噴火や地震、豪雨災害などの自然災害はいつ何が起こるかは誰にも予測できず、避けることは困難です。災害時私たちが活動できる状況である場合、何をしなくてはいけないのかを平時の際に準備をしておくことで迅速に行動に移せるのです。我々には災害時に頼れる全国のネットワークがあります。
そのネットワークを有効に活用し、災害の状況とニーズを把握した災害支援活動を円滑に行うことによって、地域団体との連携を構築することができます。お互いの顔と顔の見える関係づくりが地域の防災力を向上させると確信しています。

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ブランド推進について

私たちの住む磐梯高原エリアは2町1村から構成されています。磐梯山と猪苗代湖をはじめとする湖沼群などの風光明媚な自然があり、歴史や遺産、偉人も多く、資源に恵まれている地域でもあります。
しかし、地域の魅力が充実していればその地域が成り立つのかと言うとそうではなく、その地域を構成している“ひと“や“仕事“などがないと“まち“も破たんしてしまいます。今この地域の課題として、人口減少が引き起こす様々な問題が浮彫となっており、この問題は日本の各地域でも問題となっております。
このような状況だからこそ、どこでもできる解決策を実施しても長期的に見ると他地域との競争の激化からの疲弊や効果が薄れてくる可能性があります。そのような一過性の解決策にしないためには、それぞれの地域に合った特色を活かしたブランド(他とは違う差別化できるもの)を推進し、それらをかけ合わせた解決策を見出す必要があります。
誰に何をしてもらうのかを明確にせず、ターゲットは誰でも良いではマーケティングにはなりません。ターゲット(魚)が明確となり、そのターゲットはどこにいるのか(魚はどこにいる)、何を求めているのか(どんなエサが好きか)、どうやって知ってもらいアプローチするか(どうやって捕まえるか)を明確にすればするほど、マーケティングに基づくその地域のブランドが確立し、他の地域には負けない魅力を見出すことができます。
この地域にある宝は世界中探しても私たちの地域にしかないものです。しっかりとマーケティングをした上で、効果的な我々の活動を通して地域のブランドを推進し、何事にも果敢に挑戦することで光明を見出しましょう。

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会員拡大について

この地域に青年会議所がなければ今いるJCメンバーとは出会えなかったかもしれません。我々はこの地域に青年会議所があったからこそ、刺激し合える仲間と出会い、ともに地域のための運動を通し、数多くの成長する機会を得ることができたのです。
さらに我々の事業や運動でこれからの未来を変えられる可能性があります。またそこで得ることができる何事にも変え難い経験や人脈はきっと自身の財産となり、これからのビジネスやプライベートでの人間関係を充実させることにもなります。このような青年会議所の素晴らしさを全員が同じ認識、同じ志で行動し発信することで変化が生まれます。
それは、入会をお願いして説得する組織から、我々の事業や活動を通して生まれる共感や青年会議所の無限の可能性が伝わることで、自然に入会したいと思える組織に変わります。私はそのような自然と同志が増え、より我々の地域のための運動を広げることができる組織を目指していきたいと思っております。

創立40周年を迎えて

猪苗代青年会議所は、創立以来266名のメンバーが在籍し、長きにわたる歴史を全員で刻み続けています。初めてこの地に青年会議所を設立すると決めた、生みの親の先輩方、その青年会議所をここまで大きく築いてくださった育ての親の先輩方、さまざまな方々の様々な素晴らしい功績があったからこそ、今私たちがここで活動できているのです。
この歴史をしっかりと受け継ぎ、この地域ならではの活動を実施することを私たちの使命とし、バトンを渡す次世代が明るい未来を描けるような活動をしていきたいと思っております。

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結びに

私の好きな言葉の中に“継続は力なり”と言う言葉があります。しかし私自身、継続の中で挫折した経験もあります。それでも徐々に試行錯誤をしながら継続することで現状に変化を見出すことが出来ました。挫折したら終わりではなく、挫折してもまた戻ってやり直すことが出来ます。
私は少しでも長く継続することで未来が変わると信じております。私たちは、過去を変えることはできませんが、未来を変えることはできます。他人を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。
私たちには無限の可能性があります。ただ何もしないで過ごす時間よりも少しでも変えていくための時間を大切にし、多くの同志とともに過ごし変化していきましょう。そしてその変化を楽しんでいきましょう。それが必ず明るい未来への懸け橋になっていくはずです。

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