この度は11月3日4日に開催されました、一般社団法人猪苗代青年会議所創立40周年記念事業「ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代」に多くの方々にご来場頂きまして誠にありがとうございました。当会を代表いたしまして厚くそして心からの御礼申し上げます。ご来場頂きました皆様には、当日は天候にも恵まれ、紅葉が見ごろを迎えた猪苗代の風景の中、秋の猪苗代の魅力とアートの魅力をお伝えできたのではないかと思っております。
今回のこの記念事業ではアートを通して、未来ある子どもたちに普段味わうことが出来ない新しい変化、そしてこの猪苗代・福島の郷土を愛してもらうきっかけや、これからの学校の活用に対しての新たな可能性、さらに猪苗代の新たな価値を創造することを目的に事業を実施致しました。
ウォールアートフェスティバルの開催期間中もそうですが、それ以外の製作期間や今日に至る事業終了後の変化が、今もなお現在進行形で変化し続けています。アートを一緒に制作する子どもたちのキラキラした目や完成した後のご家族との笑顔、学校へ入った際の驚きの歓声や、まじまじとアートを見ている真剣なまなざし。「こんな教室で勉強したい」「私たちの学校でもやってもらいたい」と言った声を聞くと、今までの教室は授業を教えてもらう一つの場所が、これからは、子どもたちが自ら学びたい場所に変化したのかもしれません。このような変化はこれから徐々に大きくなってくると私たちは確信しております。私たちの宝である未来ある子どもたちのこれからの成長が本当に楽しみです。
今回このような地域と教育とアートをかけ合わせた事業を実施できたことは、私たち青年会議所のメンバーだけではなく、この事業に賛同頂き協力して頂いた多くのみなさんの一人ひとりの想いが集結してできた事業でございました。そして、私たち青年のこの挑戦を快く応援して頂けた福島県や猪苗代町、各教育機関の皆様方の後押しや協力があったからこそ実現できたものでもあります。このように一つの事業に対して行政と教育と市民が一つになって挑戦できるフィールドが猪苗代町に誕生しました。これも一重に猪苗代を彩って頂いたアーティストの皆様、スポンサーの皆様、各種関係諸団体の皆様、ボランティアの皆様、この事業に携わって頂きましたすべての皆様のご支援ご協力の賜物でございます。主催者を代表しまして衷心より御礼を申し上げるとともに、皆様から頂いたご支援や応援をこれからの活動の糧とし期待を背負って、よりよい地域のために精一杯精進してまいります。
結びに、私たちはこの事業で多くの宝物を得ることが出来ました。猪苗代にしかないアートの宝物・子どもたちのこれからの無限大に広がる変化の宝物・地域が一体となった組織の宝物です。この宝物は大切に取って置くのではなく、多くの方々に触れ合って、育むことで磨かれます。これらの唯一無二の宝物があるここ猪苗代の未来は本当に明るいと私自身思っております。これをきっかけに猪苗代は必ずいい方向により良い変化が生まれると確信しております。これからの猪苗代を是非楽しみにしていてください!
一般社団法人猪苗代青年会議所 理事長 渡部一登